HD-DVDの敗北によってDVDのパッケージ流通はBlu-rayに一本化された。現在のDVD流通から徐々に移行されていくだろう。移行のスピードはblu-ray対応機器の普及スピードに合わせることになるのは明らかである。VHS流通からDVDへの移行では単なる物体の変更以外にビジネスモデルもかなり変わり、物流コストが下がることで、私が立ち上げに参画していた宅配DVDレンタル事業も立ち上がる市場構造となった。

さて、これからは、ブロードバンド普及、アクトビラ等の端末戦略、appleの戦略等、新しいパラメータが加わっている。市場を決めるポイントが、店やパッケージなどの「媒体」からモバイル・端末などの「ユーザ」に移り変わっている。

店舗・パッケージ流通で強みを持つツタヤグループだが、モバイルでも一時の勢いはなく、端末は一切も持っていない。「宅配DVD」も媒体のビジネスであって、オンライン配信といずれは競合関係(パラメーターは物流コストとコンテンツ調達コストのバランスで決まる)になる。

私なりにウォッチしている分野なので注目したい。

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