最近、「仕事と育児の両立」とか「父親の育児参加」などのキーワードを目にするのだが、いつも私はそれを聞いて違和感を覚える。そもそも育児というものを、こう定義するのがよいと思う。
・育児は親だけでなく、家族、地域、企業が一体となって行う、ソーシャルな「仕事」である。
・子供を持たない人でも、なんらかの手段で育児という「仕事」をする義務がある。
・企業体は、従業員に子供ができたからといって「休暇を与えて企業の外に出す」のではなく、「育児業務の割当(アサイン)をする」ととらえる 。
・育児に係る人に育児を押し付けてはならない。ほんの少しでも時間とお金の余裕があれば、育児の「仕事」を進んで行う。
写真は私の通勤風景。こういう風景は特殊でもなんでもなく、父親を楽しむなどというゆるい感覚でもありません。これが「大人の普通の風景」 であるような、そういう世の中になって欲しいです。