昨日近所の公園を歩いていたところ、このごろ少し見かけなくなった小学生高学年の男の子達。5~6人いただろうか。公園といえば、幼児とママが遊んでいるとか、高学年くらいは球技に勤しんでいるところを目にするのだが、この男の子達は違った。無言である。時々「やられた~」とか「しんだ~」という独り言が聞こえる。よく見ると彼ら全員手にプレイステーションを持っている。せっかく集まって座っているのに全員が端末の虜になっていた。近頃の子供は・・・と思う前に、実は私の事務所でも同じような雰囲気であることに気づく。つまり私達は仕事をしてはいるが、あまり会話を交わさないで端末にかじりついて、でやっていることといえば、ドキュメントを作ったりソフトウェアの開発をやったりしている。

自分の職業になんとなく疑問を感じた瞬間だった。コンピュータやネットワークで良いコミュニケーションを生み出すことが大事と思っていた。普段から子供達でも充分にコミュニケーションを取れる距離の中ではむしろコンピューターは役に立たないどころか、無言の空間を生み出していた。

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