子供たちが過ごすスペースの整備を行う小さなボランティア活動第6回目。ほんの少しの活動でも宝物の時間だ。
週に一度の活躍で、毎回草取りをしたところが5センチくらい成長している。草は根から抜かず、短くカットする方法を取っている。そのほうが土も周辺の生き物たちも生存し続けられるし、子どもたちが遊びやすい状態を維持できると考えるから。そうすると当然毎度同じ作業が必要だが、それでも草を抜いてしまうよりもよいかなと今のところは思っている。
今日もまた沢山の子ども達が声をかけてくれた。なんというのかその声にエネルギーをもらっている感覚だ。
切り取った草の束を運んでいる途中に、5歳くらいの子がこぼれた草を拾って持ってきてくれた。
ありがとう。暑いねぇ、、
あのぅ、ぼく、きのこを見つけたんだ。
きのこ?それは珍しいね。よくみつけたね!、どんな色をしていたの?
しばらく考えて、色で表現するのは難しかったのかもしれない、
きのこみたいな色だったよ。
そうだね、そうだよね。きのこだもんね。
その後、そのきのこをもってきてくれた。ちょっと傘のところが欠けてしまっている。
ここ、欠けちゃったけどさ、もういっかい土に戻してお水をあげれば、きっと治ると思う。
そうだね、きっと元気になってくれると思うよ。また明日も観察してみてね。
こんどは10歳くらいの子が、樹液の出る場所を教えてあげるとのこと。
桜、クヌギなど、次々と樹液スポットに連れてってくれる。もう少ししたら昆虫たちの宴会場になるんだなぁ、と自分もワクワクする。
上を見上げると10メートルくらいありそうな巨大な柿の木がある。秋になるとかなり多数取れるらしい。高所の柿を収穫する竹で作った道具が置いてあった。
前回見かけた、ままごとスペースだったところ、草ぼうぼうだったので軽く草取りをした。小さな場所だけど、ほんの少しだけ遊べるところが広がった。暑かったので次回にもう少し綺麗にして、ちゃんとままごと遊びができるようにしようと思う。
暑いから帰ろうと思って歩いていたら、さっきのきのこの子が、遠いところから大きな声で、お仕事がんばってねー、暑いから気をつけてねー、と声をかけてくれた。その声にまたエネルギーをもらった。
まだまだ活動は続く。