グーグル、「Google TV Ads」を一般公開：ニュース – ZDNet Japan

かねてから話が出ていた、google版のテレビCMツールが登場。特に特徴的なのが、価格の決め方がAdwordsと同様のオークション形式になっていることである。Adwordsは「キーワード」を対象にオークションしていたものが、｢広告枠｣に対してオークションするものになっており、基本に忠実でロングテールに限定されないモデルになっている。

また、効果測定についても、データの取り方の詳細は不明だが、CMのインプレッションがレポートされるようになっているようである。 これがもし正確に測定されているとすれば、テレビのCMとしては画期的なものであるが、実際のところはどうであろうか。

国内の広告市場ではこのサービス、どう展開しうるであろうか。モデルそのものに納得がいく企業も多いと思うが、広告市場で必要なものは、モデル以外に多くある。まず考えられるのは「コンセンサス」であろう。この仕組みは、テレビ局と広告主のコンセンサスは得やすいかもしれないが、国内市場で影響力の強い広告代理店にとっては、抵抗感が強いだろうと思う。

それにしても、ネットの検索エンジン会社と広告代理店が、近いビジネスドメインを競っているという事実そのものが大変興味深い。