グーグルと松下が提携、ビエラからYouTubeにアクセス:ニュース – CNET Japan

2008年明けて初のポストに上記ニュースを選んでみた。「放送」の端末である「テレビ」と「通信」のサービスである「youtube+picasa」の実現である。1ユーザとしてみれば歓迎できる話かと思うが、この分野を長く扱ってきた私からみると、残念なニュースである。先立ってもNTTドコモのiモードとgoogleの提携のニュースが流れていたが、これもしかりである。国内にはそれなりに優秀な映像資産があるにもかかわらず、放送・通信政策と関係業界の対応遅れがこのような事態を招いていると考えられる。この事態の深刻さの一方で、ユーザとしてyoutube付きテレビはどのくらい魅力があるのだろうか。テレビの録画機能とシームレスにつながっていれば面白いもしれないが、おそらくそこまで工夫してこないでせいぜいyoutubeのbookmarkを管理するくらいだろうと思う。だとすれば、正直いって「放送」と「通信」の融合など程遠く、「商品を宣伝して売りつける」ためだけのツールに過ぎないと感じる。商品購入後のユーザにも価値を提供しつづけられるサービスをしっかり設計する必要があるだろうと思う。

ご挨拶が遅れました。2008年も変わらずよい仕事をするよう努力を続けます。弊社サイトおよび私のブログをご覧いただいた皆様、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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