本日の新聞で、日本テレビが、放送コンテンツをネットで有料配信するとあった。
消費者にとってメリットがあることであれば、特に権利分配の数々の障壁を越えていくメリットがあると考える。
と、総論的にはいいことだと思うのだが、全国に同時にブロードキャスティングできるインフラがあり、DVDレコーダも普及している中で、ネット配信をどのように位置づけるのであろうか。
仮に、再放送代わりにネット配信するだけであれば、障壁を越えるメリットは少ない。
また、コンテンツ自体も放送に使ったものはあくまで放送用であって、それをネット経由でパソコンで視聴すると著しく違和感がある。現在でも一部コンテンツがネット配信されているので、視聴してみるとよくわかると思う。
ということで、仕組みとコンテンツが「両方噛み合って初めて」映像の流通市場が成り立つと考える。
今の業界構造自体を見直す時期が来ている。